国宝「北海道白滝遺跡群出土品」

令和5年6月27日の官報号外第134号の告示により、遠軽町所蔵の重要文化財「北海道白滝遺跡群出土品」が国宝に指定されました。日本の旧石器時代の石器製作の変遷や各種石器の組み合わせを良く示す資料として、歴史的価値が改めて評価されました。

ポイント

◎旧石器時代の資料としては初の国宝

◎北海道では函館市の「中空土偶」に次ぐ二例目

内  訳

◎石器     1514点

◎接合資料    451組

概  要

日本最大級の黒曜石原産地・赤石山の山麓に位置する白滝遺跡群からの出土品です。

平成7年から平成23年まで行われた発掘調査で旧石器時代を主体とするおよそ700万点、重量13トンもの遺物が出土しました。このうち主要な遺跡(奥白滝1・服部台2・上白滝2・上白滝5・上白滝7・上白滝8遺跡)から出土したものは、平成23年に重要文化財に指定されています。

これらは国内の旧石器時代遺跡出土遺物の中でも内容・質量ともに群を抜いており、世界的にも貴重な出土品です。また、今回の指定で、旧白滝15遺跡出土の石器・接合資料が追加となりました。

▲国宝「北海道白滝遺跡群出土品」の代表的な石器(撮影:佐藤雅彦氏)

▲接合資料(撮影:佐藤雅彦氏)