白滝が舞台の小説、伊与原新さん「藍を継ぐ海」が直木賞を受賞しました

〜白滝地域が直木賞作品の舞台に〜

2025年1月15日に第172回直木賞が発表され、伊与原新さんの「藍を継ぐ海」が選ばれました。この作品は短編集で、5編ある収録作の一つ「星隕つ駅逓(ほしおつえきてい)」は遠軽町白滝が舞台の物語となっています。

突然空から落ちてきた隕石と、過疎化が進んで廃止が決まった郵便局を巡って物語は進んでいきます。一人の女性が、父親の働く郵便局の名前を隕石に名付けることで、その記憶を継承していこうとするストーリー。

作中に出てくる農場のモデルとなったと言われている「江面ファーム」、登場人物が勤める「郵便局」、そのほか白滝の風景が鮮やかに描かれています。

この小説をきっかけに、みなさんが遠軽町に興味をもって、「黒曜石の町」だけでなく、「小説の舞台となった町」としても、多くの方に訪れていただきたいと思います。

伊与原先生、直木賞受賞おめでとうございます。

遠軽町図書館では、受賞を祝う特設コーナーが設置されています。書籍は現在貸出し中ですが予約も可能です。詳しくは遠軽町図書館(0158ー42ー3632)へお問合せください。