「北海道白滝遺跡群出土品」国宝指定1周年記念として、遠軽町出身で漫画家の安彦良和先生にご講演いただきました。
令和6年5月14日(火)午後6時から、遠軽町芸術文化交流プラザにおいて、第25弾GeoCafe「安彦良和の歴史トーク」を開催しました。 白滝ジオパーク推進協議会では、ジオパークの魅力を多くの方に知っていただくため、「GeoCafe」と題して毎年様々な催しをおこなっています。
昨年6月27日に「北海道白滝遺跡群出土品」が国宝に指定され、「国宝のまち遠軽」として、全国に注目されることとなりました。今回のGeoCafeでは、国宝指定1周年の記念行事として遠軽町出身で「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイン等でも知られる漫画家の安彦良和先生にご講演いただきました。講演の第1部「安彦作品と遠軽・オホーツク・北海道」では、安彦先生が現在まで執筆された作品の中から、遠軽町やオホーツク地域にゆかりのある作品や、作中のシーンを取り上げ、自身の経験や当時のエピソード等、地元愛あふれるお話が聴けたほか、第2部の「国宝の魅力・再発見トークセッション」では、「北海道白滝遺跡群出土品」について、遠軽町埋蔵文化財センターの松村館長と対談し、黒曜石の特徴や、「北海道白滝遺跡群出土品」の発掘から国宝に至るまでの経緯、今後の地域振興への活用法等が話されました。
平日の午後6時開演という時間帯でしたが、町内外から約300人の方が来場し、安彦先生の講演に熱心に耳を傾けていました。来場された方は、「ガンダム世代で当時安彦先生の作品を沢山読んでいた。講演では貴重な話が聴けて感動した。」、「国宝(北海道白滝遺跡群出土品)の素晴らしさがわかった。これを期に町がにぎわってくれれば。」と話していました。