北海道白滝遺跡群出土品が国宝に指定されました!!

北海白滝遺跡群出土品 祝 国宝指定

 6月27日(火)の官報号外第134号の告示により、北海道白滝遺跡群出土品が国宝に指定となりましたのでお知らせします。
 指定に関する町長、教育長のコメントは以下のとおりです。

遠軽町長コメント

 本日、本町が所蔵しております北海道白滝遺跡群出土品が、国宝に指定されましたことを大変うれしく思っております。
 北海道では函館市の土偶に続く2例目であり、国内最古の国宝となります。昨年11月の文化財審議会の答申以降、改めて旧石器時代を代表する考古資料として学術的価値が評価されたことから関心が高まり、多くの方が遠軽町へお越しいただいております。
 また、7月3日より本町にて世界の研究者が集う国際黒曜石会議がアジアで初めて開催されます。この日本の宝の価値を、国内はもとより世界中の方々に広く知っていただく絶好の機会になると大いに期待しております。
 今後も遠軽町が取り組む白滝ジオパークの魅力、観光振興・地域活性化のための資源として持続可能な地域づくりに活かしていきたいと考えております。

遠軽町長 佐々木 修一

遠軽町教育委員会教育長コメント

 このたび、本町が所蔵しております北海道白滝遺跡群出土品が国宝に指定されました。大変うれしく思うと同時に、国の宝を管理するその責任の重さも再認識しております。
 年代的に古いものでおよそ3万年前のものと考えられており、わが国で最も古い時代の国宝となります。昭和初期から、白滝の地に幾度となく足を運び、資料を収集した郷土史研究家の遠間栄治氏の活動をきっかけに、多くの方々による調査研究活動の成果が、長い年月をかけて実を結んだものと思います。これもひとえに関係者の皆様方の文化財や地域に対する愛着と保護活動に対するご尽力の賜物であり、改めて深く御礼申し上げます。
 地域の宝でもある貴重な文化財を、後世に守り伝えていくとともに、白滝ジオパークの活動を通じて、さらなる教育・文化活動への活用に取り組んで参ります。

遠軽町教育委員会教育長 河原 英男